種まき準備のため、種籾の浸種をしています。
新潟県が稲の新品種を発表しました。
銘柄はまだですが、コシヒカリよりも甘みと粘りが強い品種だそうです。
近年の夏の暑さで高温障害が出ることが多くなり、出穂を遅らせて高温期を避ける狙いもあるようです。
平成29年度から販売開始予定と、テレビで言っていました。
米に限らずですが、最近はとかく"甘い"農産物がもてはやされていると感じます。
糖尿病患者が、予備軍も含めると相当数に上る日本の現状で、過度に甘さを求めるのはどうなのかなという思いが私はあります。
高島農場では今年度、ササニシキを導入します。
コシヒカリと系統が違うあっさりとした食感の米で、20年ほど前の大凶作がきっかけで大幅に作付け面積を減らした元横綱です。
茎が細いため倒伏しやすく、冷害にも弱いため「やませ」にやられました。
私達は微力ながら、「単純なおいしさ」に踊らされている風潮に一石を投じられればと考えています。